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2010年07月の記事一覧

タムラ中央動物病院・田村先生よりのメッセージ2010.07.30 09:26

群馬県前橋市のタムラ中央動物病院・田村幸生院長先生にお話をお伺いしました。

Q. 殺処分問題について、先生のお考えをお聞かせ頂けますか?
殺処分は誰もしたくてやっているわけではありません。0(ゼロ)を目指したいですね。
間違った情報は動物を手放す行動に繋がります。獣医師がズーノーシス(人・動物共通の感染症)や愛護など正しい情報を提供すべきだと思います。自分と接点のあるペットオーナーについては、新たな飼い主を捜すなどの行動を起こす事で、処分される動物を減らす事が出来ると思われます。

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Q. 病院として、あるいは先生個人として何か取り組んでいらっしゃることはありますか?
もしくは取り組んでみたい事はありますか?
セーブペットプロジェクトが対象としている動物が減ることが望ましいと思います。
ペットオーナーへ、正しい飼い方やズーノーシスの啓発を行い、自分が関わったペットオーナーに対しては動物との関係を獣医師としてサポートし、長い間良好な関係を維持していけるようにしています。
そのためには、獣医師自身のコミュニケーションスキルが重要だと思います。
動物看護士なども含め、啓発・指導する人間を養成する事も重要だと思い、現在は専門学校で講師も務めています。
また、そういった活動の礎とするため、学会活動、研究活動、執筆、人脈作り、情報交換などを積極的に行っています。


Q. メッセージをお願い致します。
ヒューマンアニマルボンド(人と動物との絆)が理解され社会に受け入れられている中で、出来るだけ多くの人に動物を理解し飼育をしてもらい、良い関係を長く継続していただくための手助けを、関連した業界の人たちと協力していくというセーブペットプロジェクトは価値のある事だと考えています。
有用な製品を適切に使用することによって、微力ながら協力させて頂こうと思います。

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サードちゃん(ドーベルマン)とケビンくん(ラブラドール)。
スタッフさんと病院玄関にて
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"保護"することの"責任"2010.07.28 16:15

5 月に入ってすぐの午後、一匹の野良猫が運びこまれて来た。
連れてきたのは、一緒に働くスタッフのお母さんだった。
話を聞いてみると、「家の裏で、血まみれになってうずくまっていた!!」ということだった。

ケンカ??事故??分からなかったけど、すぐに診察が始まった。
連れて来られた猫は確かに、全身血だらけで、何がなんだか全くわからない状態だった。

「すぐに治療を!!」というのが本来の流れだけれど、この子は野良猫。
野良猫を保護された方に、私たちが必ず確認することがある。

それは・・・「どこまで、治療をしますか?その後はどうされますか?」ということ。
動物病院は保護施設ではない。
連れて行けば病院がなんとかしてくれるだろうと、安易な気持ちで保護される方は、以外と多い。
助けた「命」をその後どうするかは、とても重要なこと。
治療をする事が一番の幸せではない場面に、私たちは何度も遭遇してきた。
冷たいようだけれど、「かわいそうだから・・・」という感情だけで治療をすることはできない。

もちろんこのときも「どうするか?」と、話し合いが行われた。
この猫が、元気になるという保証は全くなかった。

答えは・・・
「それでもいいから、治療をすすめてほしい。」ということだった。

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手術前の様子。運ばれてきた時は血だらけだった

治療をすすめていくうちに、あごの骨が折れていることが分かり、交通事故だということが予想され、二回に分けて手術が行われた。
「できることはやったのであとは本人の回復次第」と言われ、
私たちは、必死になってごはんをあげた。

そして、事故から一ヶ月がたった現在。
「ひ~ちゃん」という愛称をつけられた彼は、スタッフの姿を見れば、甘えてくるようになった。
事故の後遺症もなく元気だ。

これからは、保護をしたスタッフの家で"家猫"として暮らしていくそうだ。
新しい家族と、愛情いっぱいの中で暮らしている姿を想像すると、わくわくする。

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手術後、スタッフに甘えるひ~ちゃん。
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セーブペットプロジェクトへの期待2010.07.23 10:09

近年「人と動物の共生」という観念が十分に社会浸透し、動物愛護法の改正と相まって伴侶動物は命あるものとして「家族の一員」という確固たる地位を獲得しています。しかしながら、他方では何らかの理由で遺棄されるペットたちの数はさほど減少しておらず、年間の殺処分頭数がおおよそ28万頭にも及んでいるのが現状です。全国の自治体や獣医師会・愛護団体などの協力により、これら殺処分を減らす活動を展開しているところですが、まだまだその輪の広がりは十分ではなく、効果的な結果を招いているとは言い難いものです。

如何に殺処分の数を減らすかという方法論としては、まず飼い主責任の明確化をもって不用意な遺棄をなくすこと、そして不幸にも飼い主の元を離れたペットが新たな飼い主に迎え入れられる社会的システムを構築すること、この2点に尽きるものと思われます。

動物愛護法には飼い主責任のことが明文化されております。すなわち、飼い主は自分の飼育している動物の個体識別をしなければなりません。犬では狂犬病予防法により「鑑札」の装着が義務付けられておりますが、幾つかの調査によれば鑑札装着率はかなり低いものとなっています。一方猫ではネームタグなどによる識別はある程度普及しているものの、犬よりもさらに低い個体識別率と思われます。
昨今、マイクロチップによる個体識別が少しずつ認識されてきておりますが、この方法が最も確実に個体識別ができ、マイクロチップを装着することで飼い主の遺棄抑止力に繋がるものと考えられます。

私は三宅島噴火災害動物救援活動の際に、被災した動物の新しい家族探しに深くかかわった経験があります。この時は、幸いにも200頭足らずの動物の処遇を考えるだけで済みましたが、現在わが国が抱える飼い主不明保護動物の殺処分ゼロを目標とするには困難を窮めるものと思います。しかしながら、限りなく目標に近づける努力を我々は決して惜しんではなりません。

先だってテレビを見ていた時、ふと画面からセーブペットプロジェクトのCMが流れてきました。民間企業の取り組みとして刷新的なもので、驚嘆と感動に包まれました。ここには、これまでの市場原理主義から脱却した真摯な企業姿勢が読み取れます。地道ではありますが、課題を棚に上げず、出来るところから少しずつことを始める姿勢に敬意を表する次第であります。

普段、臨床の現場にいて直接動物たちと接する獣医師にとっても、このプロジェクトは大いに歓迎するものであり、できうる限りの協力をしていきたいと思います。
そして、このプロジェクトが社会啓発の一助となり、官民一体となって人と動物のより良い関係が整備された社会が実現することを願ってやみません。

東京都港区
広尾動物病院院長 村中志朗
(社団法人東京都獣医師会 会長)

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左端が村中先生。みなさんセーブペットプロジェクトのステッカーを貼って下さっています(ワンちゃんも!)
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日本ドッグマナー協会2010.07.21 09:54

昨日公開された We Love SPP 第7回、Kayokoさんの動画はもうご覧になりましたか?
まだの方はこちらからどうぞ!(PCのみ)

先日、Kayokoさんが理事をつとめる「日本ドッグマナー協会」設立2周年記念&ドッグマナーブック出版記念パーティへのお誘いをいただきました。(残念ながら参加はかないそうにないのですが・・・)

日本ドッグマナー協会は、犬の飼い主に対してマナーの認知を促し、愛犬家と一般社会の和やかな共存関係を普及させることを目的に発足したNPO法人です。
「まちかどクリーンデー」などのクリーンアップ活動や、愛犬家が意識すべき最低限のマナーを理解するための「ドッグマナー検定」などを行っています。

今般、ドッグマナーを総集した「ドッグマナーブック」が出版されたそうです。
愛犬家の方も、そうでない方も、お互い気持ちよく日々の生活を送るために一度お手にとってみてはいかがでしょうか。

NPO法人ドッグマナー協会、ドッグマナーブックについてはこちらから

なお、動画内で愛らしい姿を見せてくれていたポメラニアンのルイくんは、撮影後に虹の橋を渡っていきました。心よりご冥福をお祈りいたします。最後までKayokoさんたちに愛されて、本当に幸せな一生だったことと思います。

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現役で働く盲導犬の健康管理のお手伝いをしたい・・・「きらきら星の会」 22010.07.16 15:12

私がまだ新米獣医師の頃でした。
視覚障害者の方が盲導犬と共に来院されました。
「最近、どうも食欲が少なくなったようで」と。
拝見したラブラドールの全身のリンパ節は硬く大きく腫れていました。
「いつも、首輪につけた鑑札が食器に当たる音で食べていることがわかりました。でも、このところその音のリズムがおかしかったので」とユーザーさん。

そのラブラドールはすでにリンパ腫の末期で、頸のリンパ節も硬く大きくなっていたため食べられなかったのです。でもきっとその日まで、毎日ユーザーさんを誘導していたのでしょうし、当日の診療にも、ユーザーさんを誘導してやって来たのでした。 
先輩獣医師の後ろから拝見していただけでしたが、私の記憶には、その時の何ともやるせなかった事だけが鮮明に残っていました。

毎日に追われながら約30年獣医師としての日々を過ごしてきましたが、その時のことは濃くなり薄くなりしながら私のどこかにいつもシミを作っていたのです。そのシミを形としてハッキリさせることができたのは、3年前でした。
これが「きらきら星の会」活動開始です。

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東日本盲導犬協会にて。
この日はパピーウォーカーに預けられているパピー(子犬)と訓練中の犬42頭に
狂犬病ワクチン接種とフィラリアの検査がきらきら星の会によって行われた。
盲導犬も、伴侶動物と同じように健康管理が欠かせない

盲導犬のユーザーさんにとって、健康管理や病気の早期発見は大変なことでしょう。そして、育成のための募金や援助は数々ありますが、訓練センターを卒業して盲導犬として活動を開始した犬に対する公的援助がほとんどないことに気づいたのも「きらきら星の会」活動開始の動機の一つです。

きらきら星の会では、犬たちが盲導犬となってセンターを卒業していく時、ご縁があってペアーとなったユーザーさんに"触ってわかる健康診断"をご紹介することから始めています。
「毎日、絆を作るために犬の体を撫でましょう。この時、昨日と違うところはないか、触ることを嫌がるところはないか、耳の臭いは?口の臭いは?呼吸の音は?」

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「絆」を作るために

また、東日本盲導犬センターにて訓練中の犬の狂犬病ワクチン接種、フィラリア検査の実施をしています。
今後は、現役盲導犬のシャンプー、通院時の車とドライバーのお手伝い、定期健康診断、長期や高度治療が必要になった場合の治療費援助などを目標にしたいと思います。

日本動物高度医療センターのサイトはこちら(PCのみ)

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現役盲導犬の健康管理を応援したい・・・「きらきら星の会」(1)2010.07.14 10:05

町の中で、視覚障害者を先導している盲導犬の姿を見かけます。
そんな時、なんだか目を逸らしてしまいます。
本当は「頑張って」と言ってあげねばならないのですが、直視できないのです。
・・・・ ごめんなさいね
盲導犬の存在によって救われている方々が沢山おられますし、盲導犬育成は歴史のある有意義な事業ですので、私も心より応援する者です。今では盲導犬育成は市民権を得て、力を貸して下さる方々が多くなってきました。とても素晴らしいことです。
でも私は、脚光を浴びる盲導犬のニュースを聞くたび、そして現役の仔達の真剣な姿を見るたびに、数を増やすための育成活動の支援だけではなく、現役で働いてくれている盲導犬達のために出来るケアーを考えてみたいと思い続けてきました。そして、私のそんな思いに想いを重ねて下さる方々が集って活動開始することになりました。

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「きらきら星の会」が狂犬病ワクチン接種とフィラリアの検査を行っているところ。
この日は12名の会員が参加。

・・・目を反らしてしまったけれどすれ違った後は、やはり気になって振り返って見てしまいます。そんな時、私には、働いている犬達の後ろ姿がいつもキラキラと輝いて見えます。
自信たっぷり、ユーザーさんを先導している姿はけなげで美しい。
そして、その犬達にとって何よりも大切なのは、パートナーズとしての絆なのですよね。
ご縁があってパートナーズとなったのですから、一緒に過ごす10年余の毎日が健康でありますように。
・・・そんな願いをこめて私達は「きらきら星の会」と銘々し、活動しています

日本動物高度医療センター・ホスピタリティー部門担当
山下眞理子

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2009年10月、東京都「港区民まつり」にて

(次回は、現役盲導犬の抱える問題と「きらきら星の会」の具体的な活動内容についてご紹介します)

日本動物高度医療センターのサイトはこちら(PCのみ)

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愛犬ロックの死2010.07.09 09:31

帯広畜産大学に入学して初めての冬。寮生活はすべてが刺激的だった。
真冬の頃、外は一面雪景色であり、暖かな寮の部屋の窓から眺める東の空は北国の冷たさが漂っていた。いつものように友達たちと話し込んで夜の2時に解散となり、各自机に向かって勉学を始めた。 

しかしながら、私はずっと胸が苦しくなっていた。 身体の異常は感じられないけれども心が締め付けられたようになり、そして天の声が「死ぬ、死ぬ、死ぬ!」と云いながら、私に死を強要してくる。 身体の元気な私は、肉体と不釣り合いの精神に苛まれながら、徐々に、私は死ぬかも知れないと思い始める。 私は窓を開けて、紐に空き缶を結び付けて、自室の真下にあるY君の部屋の窓を空き缶で叩く。 そうすると彼が窓の外に顔を出して、優しい声で「どうしたんだ」と問いかける。 「悪いけれども、一寸助けてくれ!」と私はお願いをした。 Y君は駆け上がって来て、「どうしたんだい」と心配してくれる。 「死にそうなんだ」と私は訴える。 彼と部屋の後輩であるE君の二人は意味不明とばかりに異常な私を見つめている。 救急車を呼ぶかどうか迷っていた。 

北海道の夜明けは暁(あかつき)、東雲(しののめ)そして曙(あけぼの)が時と共に明確に推移していく。 雪原に曙が始まったころ、私の胸苦しさはスーッと消えていき、助かった! と感じられるようになった。 超常現象が起こったようだった私の肉体と精神は、改めて健康な肉体と精神にまとめられ、安ど感に包まれる。 Y君も安心して自分の部屋に戻り、私も遅い眠りについた。

数日が経過して、私は何か気になって東京の実家に電話する。 そうしたら父が「数日前にロックが死んだぞ」と云った。 私が助かったと思ったタイミングにロックは死んだ。

ロックは小さい時にどぶに落ちていたところを拾われた。 その経歴を聞いて是非とも私が飼いたいと云って飼い始めた犬である。 成犬になっても身体は小さく、豆柴よりも少し大きいくらいの犬であった。 私が家に居るときにはいつも傍でじっとしている静かな犬であったが、愛国心が強く、家を守る気概に溢れた犬であった。 私は家にいる時間が少ないけれども、家にいる時は必ずロックが傍に座っていた様な気がしている。 可愛がったと云うよりも、空気のような存在、心の友の様な存在。ロックがいるだけで満たされた気持ちになり、寂しくなかった。

しかし、大学に入ってからの私はただ目の前の毎日に夢中で没頭しており、ロックのことを忘れていた。 私が死にそうだと思い、曙に助かったと思った時にロックは6歳ほどの短い生涯を終えた。 恐らく犬フィラリア症であったのだろう。
その時から、私の後ろにはロックがついていると思っている。 だからロックの存在を感じながら生きている。 多分、私が死んだらあの世でロックに再会して、また一緒に過ごせると思っている。

この不思議な出来事は、初めはショックでロックに対する申し訳なさで一杯であった。でも時が経つに連れて、超常現象を経験させてもらえた事に感謝するようになった。 そして、人生には不思議なことがある、一生懸命生きていれば、天は思う道に向かって背中を押してくれる、といった考え方が、逆に不思議では無くなっていた。

いまの仕事で北海道を車で走る時、鹿やキツネ、熊といった野生動物に遭遇する危険がある。ライトに照らされた道に野生動物出現の危険を読み取るように神経を尖らせる。そんな時にはロックに語りかけながら走ることにしている。
「ロック! 鹿が飛び出さないように、しっかりと命令しておけよ!」
といった、身勝手な要求をしながら、ロックを感じながら車を走らせる。 
ある晩秋の時、遠別から紋別に車で抜けたことがある。前日には鹿とキツネが出現して5回危ない目に合ったと別のスタッフから聞いていたが、同じ行程を走ったけれども、私はただの1回も鹿とキツネに合わなかった。 ロックのお陰かな- - -。

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中村先生がこの原稿を書いた直後にご実家で見つかったロックの写真。
「後ろに、肩の上に、祖先の人がいることは多々あるけれども、
犬が後ろに居るといった話は聞いたことが無い、と母が云う。
でも、それもお前らしくていいね、と微笑みながら云っていた。」

中村家畜診療所 中村行雄
(2007年までメリアル・ジャパン株式会社に在籍)

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We Love SPP 第6回・勝又さん撮影2010.07.07 13:48

世田谷区某所のカフェ「ISSO」で撮影が行われました。このカフェは地階がトリミングルーム+グッズ販売、上階はペットホテルとしての営業を行っています。勝又さんはここでトリマーのお仕事をなさっています。
トリマーとしてだけではなく、ボランティア団体「グリーンバード」駒沢チームの代表としても大活躍。月に2回、駒沢公園のクリーンアップ活動を通じて市民、そして愛犬家のマナーアップを訴えています。
「ゴミのポイ捨てかっこ悪いぜ」 グリーンバードWebサイト
(余談ですが、グリーンバード各チームのシンボルマークがとても可愛い!必見です)

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グリーンバード駒沢の活動が世田谷新聞に掲載されました。
記事内の写真は勝又さん

ご本人のインタビューが終わった後は上階のペットホテルにもお邪魔して撮影をさせていただきました。こちらのホテル、ケージはなく(リクエストに応じてフェンス・個室有り)、犬たちが自由に部屋の中で動き回れるようになっています。滞在中はドッグ・ライフ・アテンダントと呼ばれるスタッフが24時間常駐し、お散歩や食事などを細かくケア。夜間、犬部屋にふとんを持ち込んで犬まみれになって寝るスタッフもいるそうですよ(うらやましい)。

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この日は6頭くらいの犬が部屋中を駆け回っていました。

このプロジェクトに関わるようになり色々な方にお目にかかって様々なお話を伺いましたが、勝又さんがビデオの中でおっしゃっていたことが自分にとって一番心に刻みつけられたように思います。
「保健所にいた子ってなんかかわいそう、というイメージをもたれてしまうんですけど、逆に、私の所にくるまでに(ポゥが)足立区をふらふらしているところを見つけて保護してくれた方がいて、(中略)一時預かりさんのお家でも・・・たくさんいろんな人にいろんな段階で愛情を注いでもらっている子だと思うので、他の子よりも沢山の愛情をしってる子なんだな、って」

これからペットを飼おうと思っている方、2頭目・3頭目をお考えの方は、こういったお話を是非参考にしてほしいなと思います。

(プロジェクトチーム・柳)

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撮影中ちょっと飽きてしまったポゥ。年齢も、品種もわからない。
けれど勝又さんとの間に見える信頼関係はとても明確。
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「シェルターメディシン」よりよい譲渡に向けて2010.07.02 17:02

6月19日、日本獣医生命科学大学(東京都武蔵野市)にて、(社)日本動物福祉協会、NPO法人Knots(ノッツ)主催による、シェルターメディシンについての講演会が行われました。動物保護団体や動物看護師、各自治体の愛護センター担当者向けの講演でしたが、縁あってお誘いいただきチームメンバー3名で聴講してまいりました。

シェルターメディシンという言葉、ペットオーナーなど一般の皆様には耳慣れないものかと思います。発信元のアメリカでもまだまだ研究が始まったばかりだそうです。
いったいどんなものか簡単に表現すると
「シェルター(※)における獣医療、動物を群で管理する医療」。
普段ペットオーナーの皆様が動物病院で受ける医療は「個体管理」、そのペットに合わせた治療や投薬が中心ですが、シェルターにおける医療は「群管理」が基本となるという考え方です。

(※シェルターメディシンにおいての「シェルター」という言葉は、保健所や愛護センターなども含みます)

まず前半はこの学問では日本の第一人者とも言える田中亜紀先生が登壇します。
(第一人者というといかつい感じですが、田中先生は元気でとても可愛らしい方ですよ!)

シェルターメディシンでは様々なデータを計測します。
施設の規模によって異なる動物の適正な頭数、ケージのサイズや位置などの飼育環境、給餌やケージ清掃にかける時間、ワクチン接種のタイミング、治療にかける時間やコスト、譲渡までの日数、譲渡率・・・

これらを計測し分析した結果、必要に応じて環境を改善していくことでもっとも効率のいい形で動物を保護収容し、それによって一頭でも多く良い状態で譲渡することが可能になる、というコンセプトが根幹にあります。

カリフォルニアのペットショップでは犬猫を販売することが禁止されていて、その代わり週末にはシェルターに保護されている犬猫の譲渡会がそのペットショップで開かれたり(お客さんはペットグッズをそのお店で購入)、逆に別の州では日本よりも殺処分問題が深刻であったりと、アメリカならではのエピソードを交えつつ最先端の研究についてわかりやすく教えて頂きました。

また、アメリカでは、行政のシェルターと民間のシェルター、そして民間の保護団体の3者がうまく連携して活動しているとのことでした。田中先生が関わっておられるサンフランシスコSPCA(民間のシェルター)は、No Kill(殺処分ゼロ)の施設であるという特徴を最大限に活かし、特に動物福祉に関する啓発に力をいれています。気軽にいろいろな人が遊びに来られる雰囲気をつくり、子供の遠足コースになるなど、すでに観光地にもなっているといいます。

午後は、入交真巳先生による最新の動物行動学についてのお話です。
この日は、最近の研究で分かってきた犬猫の行動について概論をお話しいただきました。犬猫の問題行動はペットが捨てられる原因の多くを占めていますので、これを改善していくことが殺処分問題の解決の一助になると考えられています。

犬がむやみに吠えたり人を咬んだりするのは、犬が人を舐めているからだ、人間が犬のボスにならなければならないという話をききませんか?
実は、吠えたり咬んだりというのは犬が人間を威嚇しているのではなく、怖いから、不安だからという可能性もあることが最近の研究で分かってきたそうです。
犬のしっぽや口元、耳の様子をよく観察することで犬が今どういう状態にあるのかというのを判断することが可能だということを、ビデオや写真でたくさんの例を見せていただきました。
(おかげで、翌日のワンワン大パレードでは犬を見るたびについついしっぽや耳をじっと観察。)

その他にも身近で分かりやすい話を交え、楽しい雰囲気で午後の講義は終了。その後の質疑応答では、皆さんやはりアメリカの保護活動現場について関心が高いようで、いずれもアメリカ経験のある壇上の3人の先生方(3人目は水越美奈先生)への質問で会場は熱気につつまれていました。

田中先生が講義中「『かわいそう』という情緒的なことだけではこの問題は解決しません。もちろん最初のきっかけは感情だと思います。私もそうでした。しかし、シェルターでは、データを取って改善点を冷静に分析し、適切な対策をとることで助かる動物を増やすことができるのです」とお話されたとき、はっとしました。この姿勢を、今後のわたくしどもの活動の参考にさせていただきたいと強く感じました。

(プロジェクトチーム・柳 貴絵)

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